ダイエット スクール

大人ダイエット相談室



摂食障害

こんにちは。初めて相談させて頂きます。

私は今非嘔吐過食で悩んでいます。
以前拒食症だったわけではないのですが、中学頃から慢性的にダイエットをしていて高校までは45キロ前後を保っていました。

当時のダイエットは実家に住んでいたので、母親の作ってくれるバランスの良い食事をなるべく控えめに食べるだけでした。
その時から極たまに少し我慢出来なくて食べてしまったら止まらなくなることはあったのですが、大学に入り一人暮らしを始めてからは、バランスの良い食事を心がけても限界があり、またバイトを始めて食事の時間もバラバラになったり、太るからと思って食事を抜くことも多くなりました。

それでも運動するようにしたり毎日細かくカロリー計算をするようになって何とかそこまで体重も増えることなくいれました。

しかし、半年ほど前からストレスが溜まりまくり、暴食に走ることが過剰に多くなりました。
暴食した日は体重が2キロ近く増えることもあって自己嫌悪に陥りました(体重はダイエットを始めた中学の頃から毎日必ず何度も体重計に乗っています)

暴食した日の翌日は、増えた体重が死ぬほど嫌で断食をします。
最初の方は1日で一気に戻したりして良かったのですが、最近断食による減りも少なくなってきて、それにストレスが溜まって元の体重に戻る前に再び暴食をしては断食をして、、、を繰り返しています。
更にもっと酷いことに、ここ数日は断食の我慢もできず結局何か食べてしまい、それを皮切りに連日暴食をしてしまっています。

体重はこの1ヶ月で4キロも太りました。
今日は4000キロカロリー近く摂取しました。

普通に食べても太る気がして、というか普通に3食食べるだけで体重が増えるようになって、それなら断食か暴食か、という認知になっているのは分かっています。
治したいけど、暴食を辞めたいけど私のストレス発散方法は食べることで、治したいけど治したくないんだろうと思います。
でもこのままじゃどんどんどんどん太っていって、ただでさえ自分が醜くて自信が無いのに、、、これはほんとに摂食障害なのでしょうか?
ただ意思の弱いむちゃ食いなのでしょうか。
私はどうしたらいいのでしょう、、、普通に食事をしたいです。
長々と読みにくい文章すみません。
お返事頂けたら嬉しいです。



ぴーち様

ご相談拝見しました。
ストレスによるやけ食い、無茶食い衝動は、人なら誰でも陥る罠です。

ここでは単に対処療法や気合い根性論などを展開しても無意味と思いますので、いくつかの段落に分けて回答させていただきますね。

・人が太る仕組み
・心配や不安と食欲の関係
・カロリー消費の方法
・ストレスマネジメント

こんな具合でしょうか。



まずは人は食べると太りますが、なぜ太ってしまうのか?というシンプルな構造を理解しましょう。

大食いファイターのような特異体質でない限り、人は「摂取カロリー vs 消費カロリー」において、摂取が多ければそれが過剰分として命を支えるための脂肪に変換されます。

食べるという行為は、人が生きる上で絶対的に必要なことで、心配や不安感が強くなると食欲が概して増える傾向にあります。
これは脳が心配や不安という感情を、未来の危機として捉え、もしかしたら今後食料調達ができなくなるかもしれないと判断し、目の前の食べ物を積極的にとろうと考えるからです。


ですので、食べてしまう自分を責めないようにしてください。
人も自然の一部、食べてしまうのは自然の摂理です。

では、どうして昔は我慢できたのに今は食べてしまうのか?という点です。

おそらくこれは、あなたの心の中に今の自分を悩ましている昔よりも強い何かしらの不安要素があるのでしょう。


文章の中に自分に自信が無いとありましたね。
もっと自信をつけたい、せめて痩せれば自分に自信が持てると思ったのでしょう?。

ですが、今の自分はそれさえ遠のいてしまっている。
この感覚は、理想の自分が今のできない自分を卑下する強い自己嫌悪の状態にあります。

痩せなくちゃと思う自分。
そしてもう一つは、どうせ自分なんかはできるはずがない、このままでいいのだと割り切りたい自分。
この二人の自分が心の中に同居しているようにも見えます。


相談の中段に「半年ほど前からストレスが溜まりまくり」とありましたが、この原因はなんでしょうか。
暴飲暴食のトリガーはその9割がストレスです。



少し話はそれますが、参考のために聞いてください。

人は朝起きる時が、実は一番ストレスを感じます。
そのため寝ている間にストレス耐性ホルモンを分泌するのです、これは朝起きた時のストレスを低減するためのもので、必要なものです。

しかし、そのストレス低減ホルモンが慢性的な寝不足だと出続けることになります。
体は起きているのに脳は寝ている状態、つまり起きているのか寝ているのかが判断できなくなります。
そうしてストレス耐性ホルモンが日中も分泌されるようになります。

このストレス耐性ホルモンには、他にも様々な作用があります。
食欲増進、脂肪細胞肥大、筋肉分解、抗炎症低下(痛みをあまり感じない)、記憶力低下等・・・です。

体に悪いことばかりじゃん?と思うでしょう。

これには理由があります。


例えばあなたが何かのストレスを感じたと仮定しましょう。

現実社会ではあまり起きないことかもしれませんが、狂犬病の犬に追いかけられたとします。
暗闇で他に人は居なく、あなたは犬と反対側に逃げる他にありません。
竹やぶに逃げ込めばうまく犬を巻けると思ったので、生い茂る細い竹林へ走りました。


ようやく犬の鳴き声は聞こえなくなり、ほっとしたあなたは、自分の体を見てみます。
足や腕には竹でできた傷が無数にあります。
しかし、おそらく走っている間にはその傷にはまったく気づかなかったでしょう。

加えて走るスピードも、ヒール靴を履いているとは思えないほど迅速で自分でも驚いています。
これらは、すべてストレス耐性ホルモンのおかげです。


そう、つまりストレスというのは脳から考えれば自分が危機に瀕している状態だと錯覚しているのです。
それがどんな危機かはわからないが、とりあえず手っ取り早い筋肉を分解しグリコーゲンをフル動員させて力を出し、ちょっとした傷などにはいちいち痛みを感じなくします。
こうして危機を脱することを優先するわけです。



さて、脱線した話を戻しましょう。

あなたが半年前から感じ始めたストレス。
おそらくあなたの体の中では、このストレスに耐性するためのホルモン(コルチゾル)が分泌されています。

そのため、頭では理解していても止められない食欲があるのでしょう。
さらにストレス過多になっていると筋肉細胞よりも脂肪細胞により多くを取り込もうとします。
普段より多く食べ、さらに多くのエネルギーを貯蔵してしまいます。

不安感が強まれば良質な睡眠もできなくなり、さらにストレス耐性ホルモンが分泌します。

これがいわゆる過食とストレスの悪循環です。


ここまでお話しすれば、まず食事を止めることよりも、自分のストレスの原因と本質を理解し、それを解決する事が何よりも最優先だとおわかりになるでしょう。



出来事は変わりません。
そして過去は変えられます。
すべてはあなたの見方がそのものに意味を与えています。

仕事や学校で人間関係の悩みがあったとしましょう。
しかし、嫌だと思っていた相性の悪い人物も、見方を変えれば自分の対人関係に新たな方向性を検討させてくれているのだと考えられますし、失恋や病気でさえも、それを乗り越えるための強い心や肉体を育む機会を、天が与えてくれたのだと思えれば、出来事に感謝ができるはずです。


全ての出来事は自分が選択しています。
その出来事に何の意味があったのかを理解することが重要です。


もしそのように考えられれば、あなたのストレスの原因を、自分に自信が持てない本当の理由を探してみてください。
世界にあなたという人はたった1人だけです、そのかけがえのないあなた自身を、一方的な思い込みで責めないようにしてあげましょう。



過食の後に嘔吐をしてしまうということですが、これも好ましくありません。
ご自身でもよく理解されていると思いますが、嘔吐は対処法で最も手っ取り早い方法です。
食べたものをなかったことにする。

しかしその代償は大きいでしょう。
まず逆流する胃酸が食道や歯を溶かしてしまいます、加えて本来必要な栄養がまったく摂れなくなりますから、免疫低下、病気リスク増大となります。

あなたがこのサイト出会ったのでしたら、校長からのお願いはまず1つ、この嘔吐を止めることから始めましょう。



ではどうすれば爆食をやめられるかについて考えてみましょう。

そもそも食べ物の8割は水分です。

当然大量に食べれば体重は増えますが、実は本当の体重はそれほど増えていません。
翌日〜3日後くらいには水分と便で出てしまいますからね。


お腹が空くという原理は血糖値の低下です。
そして糖質を摂ると血糖値が上がり、満腹中枢が刺激されます。

しかし、この血糖値の上昇には20分前後かかるため、それより早い食事(いわゆる早食い)等をしてしまうと、実は体は満腹に近い状態なのに脳はまだ空腹だと錯覚し食べてしまいます。


断食はよろしくないと書いたのは、空腹期間が長いと体は血糖値を急激に上げて栄養を吸収しようとする働きがあります。
例えばあなたが丸1日何も食べなかったとして、いきなりそこに甘い砂糖などを食べたとしましょう。

すると血糖値は急激に上昇します。
体は血糖値を下げるためにインスリンというホルモンを膵臓から分泌するのですが、勢いよく上昇したものを下げるには強い力で下げる必要があります。

そのため、血糖値の乱高下が起こり、食べた(血糖値上昇)インスリン分泌(血糖値下降)とが繰り返され、食べたのにまた食べたくなるという現象に陥ります。

そのため、過食後に自己嫌悪してしまい翌日は気合と根性で食を断つ!というのは、あまりよいことではないのです。
むしろ、ほどよい水分と食物繊維を摂ったほうがよいでしょう。


人は14日繰り返すと習慣化すると言います。
あなたが暴食をもしそれくらい続けていたとしたら、それが習慣になってしまうでしょう。
ですので、なんとしてもその連鎖は断ち切らねばなりません。

校長がコラムでも書きましたが、部屋に食べ物を置かない。
デパ地下やコンビニによらない。
食事前には必ずところてんか、ヨーグルトを食べ5分してから改めて食べ物に向かう。

これを習慣にしてみていただけませんか?
嘔吐も習慣化する前になんとしてもやめて下さいね。




あなたが自分に自信を持ちたいと思ったのは、そおらく自分が好きな人、興味や関心のある人、または社会に対してもっと貢献したいとか、もっと働きかけたいと思う感情があったからでしょう。
輝いている姿の自分でありたい、理想の自分を追いかける素直な気持ちがそこにはあったはずです。

今回、あなたが過食と嘔吐を経験したということは、少なくとも同じ悩みを抱えている人々の気持ちは理解できるでしょう。
現在、体型絶対主義のような風潮の中で、過剰なダイエットから過食してしまう人や醜形恐怖症(自分の身体に嫌悪感を抱く感覚)が増えています。

しかし、本当に輝いている人とというのは、その心や魂に宿るものです。

肉体が整っている人を美形と呼び、心が美しい人を美人と言います。
そして肉体と心が生育し、魂までもが崇高になると、その人は輝く人となるのです。


あなたが目指しているのは、単に身体が整っている美形な人ではないでしょう?
もっと高尚で崇高な、高い場所にあなたの求める場所はあるはずです。

そこに目を向けて日々を生きてください。