カルピスのブランド力

乳酸菌飲料の代名詞ともいえるのがカルピスだろうか。

自分が小さいころ、まだ瓶詰の濃縮タイプしかなく、それを水で割り、薄め飲むのが一般的だったものが、今や夏の飲料として定番化した。

もともとは確か薬だったんだよな、これ。

売れなくなって経営が危うくなり、味の素が資本参加して立ち直ったと記憶している。

恵比寿に本社があって、盆踊りの協賛でいつも祭り後にカルピスをふるまっていたのが懐かしい。

このカルピスのすごいところは、酸味のある飲み物の代名詞になっている点だろうか。

例えば、以前宮古島で飲んだミキという発酵飲料は、ほどよい酸味がある南西諸島伝来の飲み物なのだが、カルピスみたいだなと思ったのだ。

この”みたい”として例えられるのには、相当なブランド力が無いと無理だし、そこに到達できれば、もはや敵なしという様相だろう。

さらに酸味の中に甘みも入れているのが本当にすごいところだ。

真逆の味を同じ液体に入れている。

そして飲む側も、酸味と甘みと明確に理解できるわけだからなぁ。

さすがとしか言えないわな。

“カルピスのブランド力” への3件の返信

  1. 瓶のカルピス懐かしい。
    薬?と気になって調べたら 大正から続くカルピス菌なるものから作ってるらしいですの。
    缶のカルピスソーダも、甘くてすっきりな しゅわしゅわが なんともまろやかで、今でも勝るものは無いですねぇ..
    校長もよく飲んでたんですか?

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