寝る前に食べると太るのか?

久しぶりにコラムを書いてみたいと思う

読者さんからの質問で、寝る前に食べると太るのは本当ですか?への回答となる。

結論から言うと、そうとは言えない・・・が、そうでもあるである。

まず太るというのは、昨日以前より今の方が体重が増えているという事を意味すると思うが、この体重が増えるのは、一時的なのか、それとも基準体重が増えているのかにもよる。

大食いをしても、3日以内であれば取り返しがつくし、ちょこちょこ食べていても消費カロリーより摂取カロリーの方が多ければ、徐々に脂肪が増えて太るのだ。

寝る前というのは、多くの人が勘違いしているのだと思うけれど、動かず代謝が悪くなるからエネルギー消費が少なく、食べたものが脂肪になりやすいと感じている。

でもこれは大きな間違い。

寝ていようが起きていようが、体が脂肪を蓄積するのは一定だ。

まずその食事にどの程度糖質が含まれているかによって、インスリンの分泌が決まり、総カロリーをグリコーゲンと脂肪に蓄積される。

この過程は起きていても同じなのだ。

では寝ている前に食べると、よろしくないと思われる生理現象はなんだろうか?

その一つは睡眠の質に関与することかもしれない。

食べると、とうぜんそれを消化する生理的現象が起こる。

胃酸が分泌され、すい臓からインスリンが分泌されるが、からは寝ようとして内臓も休めようとしているのに、消化でフル稼働していたら、からは十分に休息できないだろう。

睡眠中は多くの脂肪細胞が燃焼するのに、体が起きていたらまずこの安静時代謝が失われかねない。

加えて睡眠の質が阻害されればストレスとなり、コルチゾルホルモンが多く分泌されるだろう。

コルチゾルは筋分解、脂肪蓄積に傾くので、当然満席的にストレスを感じていたら、常にコルチゾルが出ている状態となり、体形管理にはよろしくない。

寝る前に食べると、上記のような代謝が失われ、太りやすいのかなとも思う。

ただ、あまりにも空腹でも睡眠は阻害される。

入眠儀式的に、牛乳を飲むと眠れるとか、お酒を飲むと眠れるなどのジンクスを持っている人は、ほどよいものをおなかに入れておくのもいいかもしれない。

ただ、自分は空腹で寝るようにしている。

その方が脂肪燃焼によいと感じているからだ。

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