急激な体重増加の原因

急激に体重が増加した理由は?


ダイエットをしている、していないに関わらず、突如大幅な体重増加に悩まされる時がある。

体重計に乗ったらいきなり3kg増えていた!
3日で4kgも太った・・・!

などなど。

となると、誰でも焦ると思いますし、どうしたんだろう?!と不安になりますよね。
で、この原因ですが色々考えられます。
まず最も大きな要因が筋肉に貯蔵されるグリコーゲンへの栄養充填でしょう。
食後にインスリンが分泌し、エネルギーをグリコーゲン、肝臓、脂肪が奪い合いますが、筋肉疲労を伴った運動を行った場合、グリコーゲンへの充填が率先して行われます。

筋肉は約300グラム~400グラム程度の貯蔵が可能らしいのですが、その際、その3倍の水分と結合するのです。

つまり仮に400グラム全てが筋肉にグリコーゲンとして充填されたとすると合計1600グラムの体重増加になるわけです。
ところがグリコーゲンに補充されるのは1回で200グラムだけだという学者さんもいたりして結構混乱します。

仮にグリコーゲン全て充填されたとしてもたかが1.6kg。
「いきなり3kg増えてた!」という状況においては全然足りないですよね?。
となると、こうした半端ではない体重増加はどう説明するのか?

まず校長のケースで推測したいと思います。

毎日ジムで運動し、それなりに食事制限をしている時の平均体重が51kgなんですね、校長は。
で、月に2回程度ドカ食い、チートデイを設けているのですが、その際一気に2kg~2.5kg増加したりします。

当然グリコーゲンへの充填説では説明ができない。
しかもこの体重は2日~3日くらい持続します。

で、4日目くらいからするする落ち始めるわけです。

この増加分は何なのか?
考えられる説としては「大量に食べる→腸内で消化に時間がかかる→体内に留保」
という事。

単純に考えれば2kg近く食べたら、それだけ消化には時間がかかります。
それが体内に留保されていると考えるのはごく自然の事でしょう。

消化には水分も必要だから、かなりの水を飲みますし、血糖値が上がれば体内濃度を調整するためにこれまた水分が必要になります。
また食事に含まれる塩分も濃度を薄めるために体は水分を欲します。

というわけで、大量に食べると知らぬ間に水も大量に飲んでいるわけです。
この事が想像以上に体重増加に現れてしまうわけですね。

でもですね、脂肪に蓄積されるのには48時間程度かかりますし、7500キロカロリーで脂肪1kg分となります。
2kg程度の食事ならカロリーはおそらく5000程度でしょう?!。
全てが吸収されたとしても脂肪1kgも増えません。

しかも食事の8割は水分ですから、食事の直後に体重計にのって右往左往しても全く意味が無い事なんです。

もし仮に3日経過しても体重が思ったほど落ちなかったりした場合の方が怖いです。
普段から水を飲まない人であれば、急激なドカ食い後の体重が案外落ちにくかったりしますが、ほとんどの正常な方は1週間程度で元に戻ると思います。

レプチンが働かずに脂肪をため込む体質になっており、毎日2kg食べ続けたとしても、実はそれほど体重って増加しませんから焦る必要はないです。

大半の人は、急激な体重増加後に「もしこの体重が戻らなかったらどうしよう?」という不安でヤフー知恵袋や発言小町、当サイトにも相談されると思います
が、放っておいて通常の生活にすれば元に戻ります。

それでも太ってしまう人、それでも太りやすい人というのは、食べ方と食べる内容に問題があるのでしょう。
これに関しては別のコラムを参考にしてください。

というわけで、急激な体重増加の大半は「消化に時間がかかるため、体内に留保された前日や前々日の食事が残っており、しかも水分を大量に吸い込んでいるから」と言えそうです。

そんなに心配する事のほどではない・・・と言うのが校長の意見です。