1日1食は太るのか?食事間隔が開くと太りやすいのか?

食事間隔と肥満の関係、血糖値はあがりやすいのか?


よく、食事はちょこちょこ食いがよいとか、1日1食だと太りやすいという話を聞くことが多い。
これは本当なのだろうか?

理由としては、食事間隔が空くとその分空腹感が強くなり、1回の食事量が増える可能性があり、さらに空腹感から早食いになることが予想され、それが血糖値上昇を引き金として太りやすいというものだ。

しかしこれには個人的に反論したい。
私は1日1食だけの生活を1ヵ月続けた事があるが、たいして体重の増加はなかった。
もちろん1回の食事量は、確かに多少増えたし、早食いにもなったのにも関わらずだ。
上記のような食事間隔が空くと太りやすいといのは、あまりに安易な見解だと思う。
空腹を極限まで我慢すれば、次回の食事は思ったよりも多く食べてしまうだろうし、早食いになるのも無理はない、しかしこれは個人の意思の問題であり、体の構造的な問題ではないと思われます。
例えば、食物繊維からしっかり食べれば血糖値の上昇は減速できるし、低GI食なら食事間隔が開いたとしても、さほど血糖値は気にならないだろう。

問題は、個人の食べ方と何を食べるかにかかっている。

1日に何度も食事を分け、ちょこちょこ食べれば、確かに食事量が減るので血糖値は安定するだろうが、結局は総カロリー自体は変わらないので、太るか太らないかと言われれば、たいして差はないと思うのだ。

最近は様々なサプリメントが登場しています。

食後血糖値を抑えるものから、油や炭水化物の吸収を制御するものなどなど。
これらのサプリを利用することで、仮に1日1回のドカ食いをしたとしても、たいして太ることはない。

むしろ私は食事の回数よりは、常に腹八分目にしておき、内臓を休めながら神経を研ぎ澄ませるような食環境の方が野性的でよいと感じている。

食事の回数を分けるということを、食べる言い訳にし、その都度ちょこちょこ食べてしまっていては、常に満腹の状態になっており、内臓が休まる期間がないのでいかがなものかと思ってしまう。

決して1日1回の食事が褒められるものではないが、固定概念に縛られず、自分の体調にあった食事回数と食事内容が重要なのだと思うのだ。

最近、とある医師が1日1食で長生きするという書籍が発売されてベストセラーになっている。
それは、その方の食環境に合っているだけで、万人に受け入れられるわけではないと思う。
1日2食がベストの人もいるだろうし、1日4食摂取するのが体調的にも良いという方もいるだろう。
あまり世の中の情報に流されず、自分に最も合う食環境を見つける事がとても重要ではないだろうか。
ちなみに校長は1日1食の事もあれば、4食頂く事もある。
しかし腹8分目を常に意識しているので、太る事もない。
さらに上記で書いたサプリメントという現代科学の力を見方に付けていることは言うまでもないですけどね。