太らない寿司の食べ方

太らない食べ方|お寿司ランチ編


以前コラムで、理想的な朝食の食べる順番について、校長流の解説を行いました
今回は、お寿司屋さんで供されるランチについて、太りにくい食べ方をお伝えします。
さすがにお寿司を朝から食べる人は少ないでしょう。
しかし、夜にいただくと、お値段がなぜかランチの20倍くらいしてしまうので、ここは一つ、リーズナブルに食べたい上に、たくさん食べれるランチ寿司に焦点を当ててみたいと思います。


今回お邪魔したのは恵比寿の某寿司屋さん。
ランチのセットは、握りセットとチラシセットがありましたが、このセット、御覧のようにお寿司だけでなく、うどん、てんぷら、茶碗蒸し、サラダなど実にオプションが多いのが人気のようです(ちなみにこれで980円!)。
しかし、写真を2枚つなげているのですが、セットで供されるのは写真の上のほうのみ、食物繊維から食べたい校長としては、このメニューでは「サラダ」しかなく、しかも量が少なめ。
そこで、握りも別途注文できるといことでしたので、「岩海苔の軍艦」「芽ねぎの握り」「サバの握り」を最初に追加注文。

お寿司屋さんのランチで気をつけたい食べる順番

「うどんも付いてるから満腹になるよ?!」という店主のアドバイスを聞き流し、待つこと5分、軍艦登場。
さて、これで一応のメンバーが揃いました。

[食べる順番1品目]
まずは腹にたまりやすく、食物繊維そのものでもあるサラダからいただきましょう。
しかしこのサラダ、すでにドレッシングがかかっている・・・かけないでと言えばよかった。
でもまぁ、一応サラダを完食、たっぷりとお茶をいただき、おなかを膨らまして後は・・・

[食べる順番2品目]
届けられた岩海苔の軍艦をいただきます。
岩海苔は見た目からしてもわかるように食物繊維そのもの、味も磯の風味があり、これが注文できるお寿司屋さんならまず最初にぜひ注文したい1品です。

[食べる順番3品目]
続いても届けられた握りの芽ねぎ。
同じ理由で食物繊維と野菜からという王道ルールにのっとっての選択です。

[食べる順番4品目]
なるべく炭水化物は後半にもってゆきたいので、ここではほとんど脂分がないたんぱく質である貝をいただきましょう。
楊枝でつまんでもよく出せなかったので1個だけいただきました(不器用なもので・・・)。

[食べる順番5品目]
ここからが迷うところです、残った食材の大半は、たんぱく質、炭水化物、脂分、卵系なので、いったん休息も兼ねてたくあんをカリカリ。ガリも少々。
ただ、ガリは絶対に食べすぎないように!なぜかというと、大量の砂糖を使っているからです。

[食べる順番6品目]
ここでいよいよ握りの最終貫「さば」をいただきましょう。
DHA豊富なアルファ3系の脂肪があるサバは、正直ダイエット中でも問題なく食べれる食材ですからね。

[食べる順番7品目]
ここまでサラダ、貝、握りなどを食べつくし、いよいよ後半戦。
残るはメインのチラシ寿司、うどん、てんぷら、茶碗蒸しです。
ここからは通常の食事同様に進め、チラシ寿司を選択。
もちろん上の魚介系中心にし、ご飯は半分以上残します。何せ前半で別注文の軍艦と握りを食べているので。

[食べる順番8品目]
そして続いてはてんぷらなのですが、エビの周りについている「衣」はすべて取り除いてください。
つまりエビだけにして頂くのです。
こうすれば、脂の摂取を最小限に抑えられます、仮に衣を全部とったとしても、エビ自体が脂を吸い込んでいるので、結構カロリー高いのです。

[食べる順番9品目]
続いては忘れられているのではないか?と思われたいなり寿司。
いなり寿司は、ガリ同様、大量の砂糖を使っています。
ですので、おいしいのですが、前半には持ってこず、後半に食したいところ。
炭水化物である酢飯を、砂糖と油を吸い込ませた「油揚げ」でくるんでいるのですから、体脂肪直結食材だとすぐに理解してもらえると思います。
ですので、後半も後半、最終版に食べましょう。食べなくてもいいくらい。

[食べる順番10品目]
最後は「うどん」です。
もちろん食べてもかまいませんが、ここまできたら、つゆだけ頂き本体のうどんは残しましょう。
校長は100%残しました。

こうすると、時間をある程度かけておいしいお寿司をローカロリーに、しかも血糖値を上げずに食べられます。

お寿司屋さんでは食物繊維の食材が最初に出てくることなど稀。
銀座のすし屋で、まずはサラダから・・・などという話は聞いたことがありません。

ましてや職人さんは食べることが好きな「男性中心」の世界。カロリーや血糖値など食べる側の事など考えているはずもなく、ひどいところになると、いきなり「いなり寿司」や「ハイカロリーな小皿」を出してくることもあります。

ですので、可能な限り、岩海苔や芽ねぎなどのおつまみ、大根、カイワレなどのおつまみ、ワカメの酢のものなどをお願いしてみるとよいでしょう。

寿司は料理全体に大量の砂糖を使います。
ですので、ヘルシーでもなんでもなく、案外太りやすいメニューです。


世界ではヘルシーメニューとして取り上げられていますが、同じ和食の中ではダイエット中には避けたい食事の一つだと、校長は思います。