正月太り予防

正月太りをしないために


ダイエットに取り組んでいる人の多くが頭を抱える時期。
それがお正月でしょう。

世の中では「正月太り」という単語が定着していますが、こうした言葉があなたをさらなる「正月太り」へと誘う要因になっているようにも思えます。

通常の思考であれば、正月太りという言葉がそこかしこで聞こえれば"皆が同じように食べて増量する時期なんだから仕方ない"と思うでしょう。
人は、というか日本人は不思議な人種でみながそうであれば自分もそれでいいや・・・と思うんですよね。

日ごろ食事制限している人であれば、お正月くらいはいいかなぁと思ってしまうかもしれませんし、そうでない人も、まさかお正月に限定して食事節制しようなどとは思わないでしょう。
美味で高カロリーなお正月料理のもてなしは、だいたい3日前後き、あなたのお腹を膨らませるはずです。
さて、正月太りの原因について少し考えてみましょう。
校長が考える正月太りの要因をいくつか書いてみたいと思います。

1、寒いから動かない
2、やる事が無いから食べてしまう
3、普段以上に美味しいものが並ぶ
4、解放感とみんなが食べてるからいいんじゃない?という気の緩み

これらの要因があなたに襲い掛かり、鋼鉄のような意志力さえも吹き飛ばします。
かくいう校長も正月は少なからず増量しますし。

だってデパートに行けばこれ見よがしに美味しそうな料理が美しいディスプレイで並ぶでしょ。
そりゃ買っちゃうよね。

加えて殆どの人は帰省するでしょうが、そうなるとやる事がなく暇で口寂しく、ついつい食べてしまうと言う感じです。

また正月に登場する各料理は比較的甘めに味付けされており、これが量はさほど食べていないのにもかかわらず高カロリー、高糖質となって増量の要因になったりします。

「運動しない+高カロリーな料理+高頻度な食事回数(暇だから)」

つまりこの3コンボが短期間での増量へ大きく貢献するわけです。


さて、正月になんとしても体重を維持したい。
けれども食べたいものは食べたい!
そんな我儘な方へ向けて可能な限り体重増加を+1kg範囲内で抑える秘策を考えてみます。

多くの場合体重が増加するのは基礎代謝と活動代謝を上回るカロリーを摂取しているからでしょう。
正月は運動もせず家でダラダラしている事を考えると、日中活動代謝はかなり低い状態と考えられます。
つまり正月期間中は「基礎代謝+微量の消費カロリー」でありながら、摂取するのは高エネルギー。

この状態をなんとか改善しなくてはならないわけ。

いくつか挙げられる中でも最も大きな要因は食事量と間食の頻度です。
家に居れば菓子や軽食をつまみ食いします。
こたつには煎餅やミカンが、そしてお歳暮の菓子や帰省土産で買ったあなたのつまらない茶菓子も並ぶでしょう。

そのため一つの目のポイントはテーブルやこたつの上に置いてある菓子類をあなたの視界から排除してしまうことですが、それでは本来の「食べて維持する」という目的とはかけ離れますからNGですね。
となると、食べる頻度を低くすか、少量で満足感を得られるようにする事が鍵となります。

人の胃袋には大きさの限界がありますので、どれほど血糖値が低い空腹状態でも胃袋に物理的に物が入っていれば食べたいとは思いません。
そのため校長がお薦めするその1は「お茶を飲む事」です。
菓子を食べる→お茶をじっくりたっぷりのむ。

こんなコンボを繰り返していると、お茶の圧迫感で胃袋が膨らみ思ったほどは食べられなくなります。
お茶はなるべくカテキンが多いものを選びましょう。
美味しいお茶だと余計に菓子が進んでしまいますから危険です。

お茶が苦手な人はブラックコーヒーにして下さい。
ここでは液体をなるべく同時摂取することで物理的に胃袋を満たすと言う事です。


続いては食事編。
帰省するとこれまでの生活リズムとは異なった環境が待ち受けています。

自分の腹具合とは関係なく、ともに過ごす家族が空腹になる最大公約数的な時刻に食事が用意されます。
するとあなたは想定外のエネルギーを補給する事になるでしょう。

この時の立ち回りが重要です。
さほど食べたくなくても出されると食べれてしまうのが人間。
「えー、お雑煮なんてお餅4つも食べれないよ~」とかいいながら、きっちりおかわりまでする人が居ます。
意外に食べれてしまうもの。

そこで登場するのは惣菜各種です。
ヒジキ、きんぴら、筑前煮、青菜などの小鉢からつまみましょう。

またサプリメントはフルに活用するべきです。
食事時間の30分前には食物繊維サプリを摂り、食事直前にはブロック系サプリで過剰なエネルギーを抑制しましょう。

正月は運動したくないでしょうが、自宅でできる簡単な軽運動でも十分な効果はあると思います。
食後すぐにその場で駆け足、縄跳び、スクワットなど。
この「食べてすぐに運動」が案外効果的。

お正月はただでさえ食べまくるのに、休みが明けてからは新年会が待ち受けています。
年末のクリスマス+忘年会+正月+新年会という極悪コンボによってダイエットへの挑戦意欲を打ち砕くイベントが山盛りです。

しかしこれを乗り越えられれば、今後どのようなシーンに直面しても体型管理を行えるスキルと意志力を手に入れる事ができるはずです。

校長もまだまだ年末年始のダイエット方法については研究中です。
効率的な食事、有効なサプリメント、そして軽運動などなど、新しい発見があれば随時書き足してゆきます。
共にストレスなく正月を食べまくり、有意義な休暇にしましょう!。