ダイエット停滞期を打破するドカ食い
糖質制限を行うと1ヵ月くらいで効果は表れます。
しかし、体重には2kgブロックといものが存在し、いきなり坂道を転げ落ちるようには下がらないのです。
2kg落ちたら停滞期、2kg落ちたら停滞期という具合に、階段状に落ちて行くのが普通のダイエットで、もしそうでないとするならば、それは病気です。
さて、糖質制限ダイエット。
最近は校長の周囲でも実施されている方が多数おりますが、半数の方が伸び悩んで、いや落ち悩んでおります。
理由の一つは、極端に糖質制限を始めると、体が抵抗し今度は糖質過剰欲求状態になってしまうという事。
その端的な例が炭水化物のドカ喰いです。
みなさんの中にも経験したことがあるのではないでしょうか?
猛烈に甘いものやご飯もの、パスタ、パンがほしくなり、意識ではだめだとわかっていても止まらなくなる状態。
実はドカ食い自体が悪というわけではありません。
糖質制限を1ヵ月程度続けると、脂肪の代謝を促進させるレプチンというホルモンの機能が弱まります。
このレプチンは、脂肪細胞から作られるのですが、効果の一つとして「満腹感を伝達する役割」そして、「食欲と代謝の調節」を行うという実に優れたホルモンなわけです。
そこである程度の糖質制限が進み、なかなか落ちなくなったなと感じたら、今度は逆に超短期間に炭水化物を頂くという方法があります。
個人的には1ヵ月糖質制限食で耐え忍んだら、かなり体重が落ちにくくなりますので、そこでレプチンを活性化させるために、敢えて炭水化物を摂取するのです。
校長は当初、そんなことは信じられない、意思の力で糖質制限し続けた方がいいに決まっていると思っていましたが、かなり制限しつつジムで運動しても、非常に落ちにくくなる時期が長く続くときがあります。
もちろんもうこれ以上脂肪が落ちにくい体脂肪率なのだとは思いますが、そこで敢えて稀に炭水化物を大量摂取するときがあります。
お弁当4つ完食!とか、御雑煮と御汁粉ダブルで食す!などなど。
するとレプチンが目覚めて活発になり、再び脂肪を燃焼し始めてくれるという仕組みらしいのです。
詳しくは医師へ相談してほしいと思いますが、私はその方法で現在も体重と体脂肪率を維持していますし、なによりたまにはそうしたドカ喰いができるという心のゆとりは、ダイエッターにとって唯一の楽しみとも言えるでしょう。
ただし注意があります。
短期で起こる停滞期ではなく、長期に発生する停滞期です。
おおよそ2週間~3週間、糖質制限してなおかつジムでも運動しているのに痩せないな?と思ったら、ためしに「良質なたんぱく質、炭水化物を逆に摂ってみる=ドカ食い」も方法の一つかもしれません。