中華料理のカロリー

中華料理(四川、上海、福建、北京)のカロリー


今や全世界で食べられる中華料理。

私の経験では北はアイスランドから南国の島ハワイに至るまで、中華料理のお店があったのを記憶しています。
一口に中華料理といってもその種類は様々。
やや辛い四川料理から高級系の上海料理、東南アジアに影響を与えている福建料理などなど。
個人的には福建&四川系が好きで、よく食べています。
特に辛い物はDITが高いので食中に消費されるカロリーが多く、意外に太りにくいと言われておりますが、実際はどうなんでしょうか?
校長の経験から中華料理のカロリー、ダイエット的に向いているのか不向きなのかを検証してみます。 さて、中華最大の問題は油。
中華料理と言うと大量の油を使って「炒める」「焼く」「煮る」などの調理がされます。
日本の和食のように生食をする文化が無い中国では、やはり油を使って食材を長持ちさせるのが常套手段なのでしょう。
私の好きな麻婆豆腐や酢豚なども、大量の油と小麦粉が使われているので、血糖値上昇+カロリー吸収でダイエットには不向きでしょう。
酢豚のカロリー チャーハンのカロリー チンジャオロースのカロリー
さらに中華では饅頭や米など、炭水化物と料理をほぼ必ずと言っていいほど一緒に食べます。
朝はおかゆと油で揚げた麩、昼はメインのおかずにご飯、そして夜は饅頭やご飯に加え再び大量の油で炒めた青菜や豆腐などを食べます。
でも、中国の方は意外に痩せている方が多いですよね?
なぜなのか?スウィーツは月餅などすさまじいカロリーのお菓子を食べるし、メインの食事は油と糖質なのにもかかわらず・・・

中国の人口は10億人を超えています。
私たちが見ている一部の中国人はほとんどが富裕層ではない一般層や貧困層です。
彼らが普段食べているのは薄いスープに低カロリーな菜類です。
日本人である私たちが日ごろ食べている中華料理はやや高級なものばかり、彼らはそれほど毎日高カロリーなものを食べていはいないのです。
その証拠に、富裕層となった中国人の多くは今、肥満に悩まされています。
旧正月によく食べる月餅も、食べ過ぎに政府は注意を促したニュースも聞いております。

肉まんのカロリー 天津飯のカロリー 杏仁豆腐のカロリー

さて、ここで代表的な中華料理のカロリーを書いてみます。

担々麺のカロリー:680kcal
ジャージャー麺のカロリー:650kcal
広東麺のカロリー:700kcal
酢豚のカロリー:500kcal
エビのチリソースのカロリー:400kcal
八宝菜のカロリー:350kcal
チンジャオロースのカロリー:400kcal
回鍋肉のカロリー:400kcal
青菜炒めのカロリー:250kcal
かに玉のカロリー:450kcal
バンバンジーのカロリー:300kcal
クラゲ酢のカロリー:100kcal
チャーハンのカロリー:750kcal
天津丼のカロリー:800kcal
中華がゆのカロリー:400kcal
中華ちまきのカロリー:190kcal(1個)
餃子のカロリー:360kcal(6個)
シュウマイのカロリー:300kcal(6個)
春巻きのカロリー:140kcal(1本)
ワンタン麺のカロリー:400kcal
ふかひれスープのカロリー:300kcal
肉まんのカロリー:250kcal(1個)
杏仁豆腐のカロリー:150kcal

ご覧のように主食となる米料理や小麦粉料理以外は、それほど高カロリーではありません。
ただ、炭水化物と油を同時に摂取することが多い中華では、血糖値の上昇と吸収が同時に行われるので、すぐに脂肪やグリコーゲンになりやすいのだと思います。
フレンチや和食のようにゆっくりと1皿1皿提供されることで血糖値の上昇が抑えられるものとはずいぶん違います。

個人的には中華料理を食べる際には食物繊維と油の吸収を抑制するナップルというサプリメントを食前に頂くようにしています。
こうすることで急激な血糖値上昇を抑制できるし、さらに食後の油が排便されやすくなるので、ある程度食べても問題ないでしょう。